バックライト内蔵キーボードと大きいタッチパッドがいい! 十分な電源



 キーボードは、デルが浮き石型と呼ぶアイソレーションタイプを採用する。キートップのサイズは、実測で約15(横)×約14(縦)ミリ、キーピッチが約19ミリ、キーストロークが約1.7ミリと、デスクトップPCやA4サイズのノートPCと比べると少し小さく浅いように感じるが、それでも楽にタイピングできる。ただ、Enterキー、Back Spaceキー、Deleteキーが小さめに作られているため、その隣のキーとの打ち間違えが多少あるかもしれない。そういった部分は気にしながら使う必要がありそうだ。

 ノートPCによっては、例えば、側面がくぼんでいて、そこに電源ボタンが付いていたり、そのノートPC独自のキーやボタンが付いている場合がある。ネイルをしている女性はとても押しにくいはずだ。だが、XPS 13 Ultrabookにはそういったボタン、キーはあまり見当たらない。右側面にバッテリーの残量をLEDで表示できるボタンが1つついているだけだ。ちなみに、電源ボタンはキーボード面の左奥の押しやすい位置に付いている。Escキーのすぐ左に付いていると言ったら分かりやすいだろうか。そういった点でも女性に親切なつくりになっている。

デルのdell latitude e5420 最新情報 :

【DELL Latitude E5420 バッテリー保管の際の注意点】

1.保管する際はバッテリーの残量を50%程度にしてから

2. 風通しのいい場所=湿度が低く、涼しいところで

3. ビニール袋などに入れて端子(金属部分)のショートが起こらないようにし、ダンボールなどの電気を通さない箱に、バッテリーが重ならないように入れる

4. バッテリーは外していても少しずつ放電しているため、半年に1回くらいの割合で50%程度の充電をする

5. 落下や衝撃には十分注意し、安定した場所に保管する

6.長時間のバッテリー駆動を必要とする場合を除き, 満充電状態にならないよう注意する8 割程度が適当との指摘もある.机上で固定して使用する場合は, バッテリーを取り外すとよい. ただし,この場合は不慮の事故で電力が供給されなくなった場合 には対処できないので注意が必要である.

デルの latitude e5420 バッテリーモデルナンバー



latitude e5420 バッテリー適合機種


 

 そして、キーボードには消費電力の少ないLEDバックライトが搭載されているため、バッテリー消費を抑えつつ、暗い部屋の中でも不自由なく使用できる。例えば、暗い会議室で、照明を消した寝室で、などというシチュエーションにもばっちり対応できそうだ。実際に部屋を暗くして使ってみたが、明るさによって自動で点灯、消灯、調光するため、手動で調整する必要は感じない。もちろん手動で調整できるので、シーンに合わせた調整にも対応している。なお、液晶ディスプレイも自動調光に対応する。

 キーボードの手前には、実測で約100(横)×約62(縦)ミリのクリックパッドを備えた。ガラスで作られているため、直観的な操作を可能にするとデルは訴求する。ガラスでできているため汚れやすいと思ったが、表面には指紋が付きにくくなる処理が施されていた。大きなクリックボタンの上にタッチパッドが載っているような構造になっているので、タッチパッド面の下から3分の2までならクリックすると反応する。

デルは、3月13日に日本国内でXPS 13 Ultrabookを発売した。13.3型ワイド液晶ディスプレイ搭載のUltrabookとしては小さなボディと、削り出しの美しいアルミパネルにカーボンファイバー、ゴリラガラスを使った薄さ、軽さ、頑丈さの融合が特徴だ。搭載するCPUやSSDなどの違いで、3つのモデルを用意しているので、ユーザーは自分の利用目的や購入予算に見合ったモデルを選択できる。

 私のような女性ユーザーがノートPCを選ぶときに「性能と価格はいいけど、デザインが気に入らない!」というようなことが、実というと意外と多い。しかし、デザインを重視して開発したとデルが訴求するXPS 13 Ultrabookなら、外見を気にするユーザーも期待していいだろう。

 もちろん、PCなら性能も重要だ。XPS 13 Ultrabookは、薄いボディにTDP 17ワットクラスのCore i5-2467M(1.6GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大2.3GHz)、またはCore i7-2637M(1.7GHz/Turbo Boost Technology有効時で最大2.8GHz)を搭載できるだけでなく、同じボディサイズのPCと比べて、ひと回り大きな液晶ディスプレイを採用する。ほかにも、起動時間の速さや、バックライト付きのキーボード、バッテリー駆動時間の長さなど、モバイル利用を重視するノートPCとして求められるポイントで優れた性能を持つとデルは説明している。とはいえ、その主張は正しいのか? XPS 13 Ultrabookの実態に迫っていこう。

傷に負けないボディパネルと使いやすい大画面ディスプレイ

 XPS 13 Ultrabookの本体サイズは316(幅)×205(奥行き)×6〜18(厚さ)ミリで、重さは1.36キロとなる。ボディが薄いので、その底面積が与えるイメージとは異なり、小脇に抱えたときやかばんに入れて持ち運ぶときに軽く感じる。本体の底面積は、同じデルの11.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載するモバイルノート「Inspiron M102z」(幅292×奥行き205×厚さ24.3〜35ミリ)に近い。そのボディに13.3型(解像度1366×768ドット)と本体サイズに比べて大きい液晶ディスプレイを搭載する。ディスプレイ表面はコーニングのゴリラガラスで覆われており、衝撃や傷に強いのも特徴だ。小さいボディに大きな液晶ディスプレイを使っているだけあって、11型クラスのディスプレイを搭載するノートPCと比べて表示面積が広く、映像に迫力が出るほか、作業がやりやすい。

 ボディの四隅と周辺に緩やかなカーブをつけた天面は、アルミニウムのパネルにさらさらとした手触りの表面加工をしているので、指紋やすり傷が目立たない。底面は、強度と耐久性に優れ、単位面積当たりの重さが軽いカーボンファイバーを使っている。この、カーボンファイバーの採用が、強度を保ちつつ1.36キロという軽量ボディを実現した大きな要因となっている。天面にしても底面にしても、その素材の特性上、かばんに入れて持ち運ぶときに、ほかの荷物とぶつかって傷つく心配も少ない。起動していないときに触るとひんやりとした感触で、くさび形のスリムボディとあわせて、とてもスマートな印象だ。

ACアダプタは、大きさが実測で約48(幅)×約90(奥行き)×約22(厚さ)ミリ、重さはケーブルを合わせて約275グラムと小さくて軽い。サークルの合宿や友人との温泉旅行で一緒に持ち歩いても重さは気にならないはずだ。22ミリと薄いのでかばんに"押し込み"やすい。本体とACアダプタを合わせても約1.635キロと軽い。女性のバッグには、化粧道具などいろいろな小物が入っているので、男性に比べて荷物が多くて重いというケースも多いだろう。でも、そんなかさばる荷物に加えてもXPS 13 Ultrabookは邪魔になりにくく、かつ、軽いので非力なわたしでも楽に持ち運べた。

 側面にはUSB 3.0、USB 2.0、Mini DisplayPort、ヘッドセット端子をそれぞれ1基ずつ搭載する。背面にインタフェースを配置する薄型のノートPCは少なくないが、そういうモデルでは、接続ケーブルの抜き差しが面倒だ。その点、インタフェースを側面に集めたXPS 13 Ultrabookは使いやすい。

 液晶ディスプレイ上部には有効画素130万画素のWebカメラと、雑音を自動的にカットして音声をクリアな状態で記録できるデジタルアレイマイクを2基搭載した"デュアルアレイデジタルマイク"を内蔵する。マイクはWebカメラを挟むように、カメラの左右に付いている。